仕事に行きたくないのはみんな一緒なんだと思いつつも、それでも自分のことは自分にしかわからないから・・・と悩んでしまうもの。
そもそも、周りも同じだからという理由で「仕事に行きたく気持ち」を受け入れようとするのは、果たして正しいのでしょうか。自分のためになる場合と、そうではない場合の違いから乗り越え方まで解説します。
「仕事に行きたくないのはみんな一緒」なのは間違いない
「仕事行きたくないのはみんな一緒なのは間違いない」と言えるのは、次の2つが理由です。
- 仕事が好きな人でも休みたい気持ちはある
- 言っても仕方がないからみんな言わないだけ
「本当は自分だけなのでは?」と感じることもあるでしょうが、そんなことはありません。できれば仕事に行きたくという思いは、ほぼ全員が感じていることでしょう。
仕事が好きな人でも休みたい気持ちはある
決して多くはないかもしれませんが、仕事が好きでむしろ行きたいと考えている人もいます。しかし、そんな人であっても、「休めるなら休みたい」という気持ちは多少なりともあるでしょう。言い換えれば、それも含めて全員が「できれば仕事に行きたくない」と感じているということです。
極論かもしれませんが、自由に時間を使っていいのであれば、それに越したことはありません。どんなに仕事好きな人間でも、心のどこかでは仕事以外の自由を求めているものです。
言っても仕方がないからみんな言わないだけ
周囲から「仕事に行きたくない」という声を聞かないのだとしたら、それは言っても仕方がないからみんな言わないだけです。聞けば、「行かなくていいなら行きたくない」という答えが返ってくるでしょう。
あなた自身がどう想像するか次第であるため、「仕事に行きたくのは、言わずもがなみんな一緒」と考えてしまえばそれ以上でも以下でもないのです。
「仕事に行きたくないのはみんな一緒」とわかっていても行けない理由
「仕事に行きたくないのはみんな一緒。そんなことはわかってる」という人が、それでも仕事に行けない理由は次の3つが原因かもしれません。
- 自分の意思を大切にしたい
- 悪い想像をしてしまう明確な理由がある
- 自分でも原因がわからないほど焦燥している
これらの理由にピンとくる場合は対処方法があります。まずは自分の深層心理を理解することから始めましょう。
自分の意思を大切にしたい
みんながそうだからといって、自分もそうである理由にはならないと考えている可能性があります。それはむしろ良いことで、他人とあなたは違う人間なので、仕事に行く理由を他人に依存するのはよろしくないでしょう。
もし「みんな一緒」で片付くなら一時の感情に過ぎなかったということです。大切なのは、あなた自身における問題や感情であり、そこから逃げずに真剣に向き合わないと根本的な解決にはなりません。
悪い想像をしてしまう明確な理由がある
出社したくない明確な理由がある場合は、仕事に行きたくのはみんな一緒だからといって前向きになれるものではありません。とくに自分が被害を受けることを想像できているのであれば、「他の人はそこまでではない」と良くも悪くも比べることに意味がないからです。
とはいえ、どんな人間でもミスは絶対にするため、それすらも受けれてしまった方が賢いですし話も早いです。失敗を恐れていては何もできないため、むしろ何事も経験なんだと割り切って強気に行きましょう。
自分でも原因がわあからないほど焦燥している
ここまでの理由を聞いてもピンとこない場合は、自分でも原因がわからないほど焦燥している可能性があります。そうなると、無理に仕事に行かない方がよい場合も。
仕事に大きな支障がないのであれば、勇気を出して一旦休んでみるのも手です。理由はともかく、行こうとしても足が動かないなど普段の自分とは違う挙動が出ているようであれば、無理は禁物です。
仕事に行きたくない人に試してほしい方法
前向きに考えたいが、どうしても仕事に行きたくない人は次のいずれかを試してみてください。
- 人生は行動したとおりにしかならない
- 最悪の未来が現実になることなんて実際はほぼない
- とりあえず行けば「行ってよかった」と思う
よく耳にする言葉には、一見すると使い古されたフレーズのように感じられるものもあります。しかし、その真の意味を理解している人は意外と少ないものです。
これらの言葉は、過去に数々の困難を乗り越えてきた先人たちの知恵が凝縮されています。それを深く理解し、自分の中に取り入れることで、その力強い効果を実感することができるでしょう。
人生は行動したとおりにしかならない
多くの人が仕事において後悔する原因は、「やれることをやりきれなかった」という未達成感です。頭では理解していても行動に移せないのは、考えすぎてネガティブな想像が膨らみ、「行動しない方が安全だ」と自分に言い聞かせてしまうからでしょう。
しかし、現実の世界は私たちの思い通りには進みません。なぜなら、ただ考えるだけでは現実に何の影響も与えられないからです。もし「想像をそのまま現実化できる超能力」があるなら話は別ですが、そんな力は存在しません。つまり、どれだけ考えを巡らせても、現実は変わらないのです。
では、現実を動かすものは何か。それは「行動」しかありません。実際に行動を起こすことで、現実の何かに働きかけ、それが次の展開を生み出します。「人生は自分の行動によって形作られる」と言えるでしょう。結局のところ、仕事に取り組むことで初めて物事が進むのです。
最悪の未来が現実になることなんて実際はほぼない
何か悪いことが起こりそうだと感じて、「今日は仕事に行きたくない」と気分が沈んでしまうこともあるでしょう。そんなときに知っておいてほしいのは、皆さんが心配するような最悪の未来が実際に訪れることは、ほとんどないという事実です。
人は追い詰められると、つい悪い結果ばかりを想像してしまいがちです。しかし、そのような未来が現実になるのは、「やるべきことを何もせずに放置した場合」だけです。もし自分で何も行動せずに悪い結果を招いてしまったとしたら、それは自業自得と言えるでしょう。その場合、悩む余地すらありません。
一方で、少しでもできることに取り組みながら、それでもなお最悪の未来を心配している人は、すでにその悪い結果を避けるための一歩を踏み出していることに気づくべきです。人生は自分の行動によって形作られるものです。もし昨日やその前の日に仕事に行けているのなら、今日もできることはまだたくさんあるはずです。
とりあえず行けば「行ってよかった」と思う
最終的には気持ちの問題になりますが、迷った末にとりあえず仕事に行ってみると、数時間後には「やっぱり来てよかった」と感じることがほとんどではないでしょうか。お昼休憩のころには、「結局行って正解だったな」と思い、朝の不安が何だったのかも思い出せなくなるかもしれません。
「仕事に行きたくない」と感じる瞬間は、大抵の場合、悪い未来を勝手に想像して不安を膨らませているだけで、実際には何も行動していない時間に生じるものです。けれど、何かしら行動を起こせば、それが良い結果につながる可能性が高まります。
もちろん、「行ってみたけど、やっぱり嫌な思いをした」ということもあるでしょう。ただ、それは行動したからこそ得られる結果であり、行かないままでは知ることもできない結果です。未来をただ悲観的に想像して動かないのではなく、行動してみることで、自分の未来を少しでも良い方向に導く可能性を広げるべきです。
仕事に行きたくない理由がわからないときに試してほしいこと
仕事に行きたくない理由が自分でもはっきりわからない場合、その背後にはさまざまな要因が絡み合っている可能性があります。
例えば、仕事からくる慢性的なストレスや疲労、長時間労働、あるいは過度な責任感は、誰しもを疲弊させる要因となり得ます。役職や立場によっては、仕事を優先するあまり、自分自身を犠牲にしてしまうことも少なくありません。
こうした状態が長く続くと、心身のバランスが崩れ、「理由はわからないけれど、どうしても仕事に行きたくない」という感情に至ることがあります。
その感情の根本にある要因として、以下のようなものが挙げられます。
- 新しい感情への戸惑い:過去に感じたことのない不安や嫌悪感に困惑している
- 他者の期待へのプレッシャー:誰かを失望させたくないと無理をしている
- 心身の限界を超えた状態:心が疲弊しすぎて適切に自分の状態を認識できなくなっている
さらに、自分への期待や他人からの評価を気にしすぎることで、内面的な葛藤が生まれ、「なぜかわからないが仕事に行きたくない」という抵抗感を引き起こす場合もあります。
こうした状態に直面したとき、まずは自分の感情や体調を整理し、原因を探ることが大切です。具体的な対処法や改善のステップについては以下のページで詳しく説明していますので、ぜひご覧ください。
仕事に行きたくない理由がわからないときに試してほしいこと|会社が嫌じゃないのになぜ?
どんなことにも『よかった』は存在する
何かに失敗してメンタルが落ち込んだ時は、自分の将来について深く考える機会です。言い換えれば、「このタイミングで悩んでよかった」と自分を褒めてもよいということです。
仕事に限らず、どんな悪い出来事にも『よかった』は存在します。大切なのはそれに気付けるかどうかです。仕事に行きたくないと悩んだことで、逆に『よかったこと』は何でしょうか。
- もっと成長しなきゃとモチベーションが高まった
- 乗り越えたことで耐性ができた
- 糧としたことで前よりも精神的に強くなった
- 仕事への価値観や人生について考えることができた
考え方次第で色んな『よかったこと』が出てきます。どんなことにも相反する事実があることを忘れないでください。もし『よかったこと』に気付けそうになければ、気付けるようになるための考え方を醸成してきましょう。もし自分一人では考え方を醸成できない人は『陽転思考』を学んでみてください。
陽転思考とは、ネガティブな事実からも「よかった」を探す思考法です。ネガティブな感情を許可し、それらを受け入れてから切り替えるという方法であり、マイナスのことを否定しません。良いとか悪いという二元論ではなく、「すべての事実はひとつですよ。見方を変えて見ましょう」という考え方であり、ビジネスにおいても重要な考え方になります。『日刊ワダビジョン』は、陽転思考に繋がる仕事やコミュニケーションにおける本質を知れるメルマガになっていますので、この小さな一歩から皆さんの人生が前向きになることを願っています。
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