仕事に行きたくないときを乗り切る方法|家にいたいけど行くしかないときのモチベーションの作り方

「仕事に行きたくないな・・・」と悩みながらも、それでも乗り越えたいともがいている人に足りないのは、少しのきっかけだったりします。

できれば仕事にはいった方がよいことは理解していても、なぜか足が動かない。そんなときの試してほしい方法が5つあります。

仕事に行きたくないときを乗り切る5つの方法

仕事に行きたくないときを乗り切るためには、考え方を少しだけ変えてみる必要があります。悩んでいても「行きたくない」ことの本質的な問題は解決しないため、結局自分がどうしたいか次第で現実は変わります。

とはいえ、前向きに考えられないから悩んでいるわけなので、そんなときは次の5つの考え方を知ると良いでしょう。

  • 人生は思った通りにはならず、行動した通りにしかならない
  • 他人は私のことなんて実際はあまり気にかけていない
  • 想像するような最悪の未来が来ることは実はほとんどない
  • 失敗の数が少ないと成功することはできない
  • どうせ数時間後には「行ってよかった」と思う

常套句のような言葉もあるように感じますが、本当の意味を知らない人は多いものです。これによって苦難を乗り越えてきた先駆者たちの考え方を知れば、その絶大な効果を皆さん体験できるでしょう。

多くの人が仕事に対して後悔するのは、できることをやらなかったという不完全燃焼です。わかっていてもやれないのは、頭の中であれこれと考えるばかりで、悪い想像を膨らませてしまった結果、行動しない方が安全だと「わかったつもり」になるためでしょう。

しかし、当然ですが人生は良くも悪くも思った通りにはなりません。なぜなら、考えるだけでは現実には何も作用していないからです。「想像したことを現実化する」という超能力を持っているならできるかもしれませんが、そんな能力はあり得ないですよね。ということは、アレコレと考えたって現実は何も変わらないのです。

では何が現実を変えるのかというと、それが「行動」です。自分のアクションが現実で何かに作用するからこそ、それによってその先の現実もまた変わっていきます。「人生は行動した通りにしかならない」ため、仕事に行かなきゃ何も始まらないのです。

仕事に行きたくない原因の多くは、人間関係の悩みでしょう。「上司や先輩に怒られる」や「成果が出せていなくて周囲の目が気になる」など、仕事の悩みの8割以上は“他人の評価”にあると思います。

他人に怒られたら嫌な気持ちになりますし、ストレスも溜まります。人の目を気にしやすい人は、被害妄想も膨らんでしまいますよね。接していないはずの時間でさえ、脳内がその人間のことで支配されてしまうのです。

けれど、他人は自分のことなんて実際はあまり気にかけていないもの。皆さんが一方的に気にしすぎているだけです。人格否定されたような気持ちになっても、その相手は皆さんをその瞬間しか意識していません。だから人の目なんて気にするだけ損なのです。

何か悪いことが起きる可能性が予想されるから、今日は仕事に行きたくないとふさぎ込んでしまう。そんな人に知ってほしいのは、皆さんが想像するような最悪の未来が来ることは実はほとんどないということです。

追い詰められているときほど悪い未来ばかり想像しがちですが、それが現実になるときというのは「できることをやらずに放置した」ときです。わかっているのに何もしないなら、悪い結果になって当然ですよね。それについては悩む資格すらないでしょう。

そうではなく、できることを少しでも進めながら、それでも悪い未来に怯えてしまう人は既にその最悪のケースを回避できていることを理解しましょう。人生は行動した通りにしかならないため、苦しみながらも昨日や一昨日仕事に行けているなら、今日できることも沢山あるはずです。

世の中の多くの人にとってもったいないと思うのは、失敗をただの不幸と捉えてしまうことです。失敗は経験なので、経験の数が増えないと“成功する方法”は見えてきません。思い出せないだけで、皆さんは小さな頃から沢山の失敗を重ねて今まで来ているのです。

それが大人になり、「仕事では失敗してはいけない」と守りに入るから仕事に行きたくないという不安に負けてしまいます。仕事でも失敗していいんです。というよりも、皆さんからは成功者に見えるあの人も裏では大量の失敗を経験しています。今日もまさに何か一つは起こしているでしょう。

「一本もシュートを外したくないから、試合ではシュートを打ちません」というプロ選手がいるでしょうか。「外すとこを見られたくないから、シュートを打ちたくないです」と言っている人を見たら、皆さんは「それでは何もできない」と思うでしょう。

できることがあるのに失敗を恐れて仕事に行かないとは、わかりやすく言えばそういうことなのです。

最後はまさに気持ちの問題になりますが、今やウダウダ言ってても、とりあえず仕事に行ってしまえばどうせ数時間後には「行ってよかった」と思うでしょう。お昼休憩のときには「結局今日仕事きてよかったな」と、朝の不安は何だったんだろうと自分でもよく思い出せないかもしれません。

仕事に行きたくない瞬間というのは、往々にしてそういうものなのです。理由は、前述した「起こらない悪い未来を想像して、実際には何もやっていない時間だから」であり、何か行動を起こせば良い未来に寄るのは当然です。

「行ってみたら、やはり嫌な思いをした」ことも普通にあるでしょう。しかし、それは行ったからわかる結果論です。試さなければどちらの結果になるかもわからないのに、想像の世界に浸って自分の将来を不利にするのはおすすめしません。

仕事に行きたくない理由がわからないときに試してほしいこと

そもそも仕事に行きたくない理由がわからない場合は、そこには様々な要因が絡み合っている可能性があります。

仕事に対する総合的なストレスや疲労、長時間労働や過度な責任感が人を疲弊させるのはいうまでもありません。立場や役職によっては、仕事のために自分自身を犠牲にしてしまうことが多いでしょう。

このような状態が続くと、人は心身ともに疲れ果て、「なぜかわからないが仕事に行きたくない」と感じるようになるのです​。

そして多くの場合、理由をハッキリと自覚できないのは以下の3つが根本的な原因です。

  • 過去に経験したことがない感情に戸惑っている
  • 誰かの期待を裏切りたくないと強がっている
  • 心が限界を通り越している

自分に対する期待や他人の評価への恐れも影響を及ぼしやすいです。このような内面的な葛藤は、自分の中で明確な理由を見つけにくい仕事への抵抗感を引き起こすことがあります​​。そんなときの特効薬は、以下のページで詳しく解説しているのでこちらもご覧ください。

仕事に行きたくない理由がわからないときに試してほしいこと|会社が嫌じゃないのになぜ?

仕事に行きたくないときでもやらない方がよいこと

仕事に行きたくないからといって、ただサボるのは当然ながら止めておいた方がよいですが、以下の行動も避けるべきでしょう。

  • 仕事に行きたくないのはみんな同じだからと納得させる
  • 身体が拒否反応を起こしているのに無視する
  • 一日中ただ家にこもる

ときには「仕事に行かない」という選択も必要です。ただし、次につながる休みにしないと逆にドンドンと追い込まれてしまいます。

自分を納得させるよくある理由は、「みんな同じだから」です。一見するとわかりやすい行動理由にも思えますが、冷静に考えれば皆がそうだからといって、あなたがそれに倣った方がよい理由にはなりません。他人や世の中の正解を、そのまま自分に当てはめるのは「自分の人生は他人に決めてもらう」のと同義でしょう。

「仕事に行きたくないのは、みんな同じだから」と納得して今日仕事に行けるのならそれも良いことです。ただし、毎回の理由にするのはおすすめしません。他人を軸に自分の行動を決める癖がつくと、年齢を重ねていったときに自分自身の価値観で行動を選べなくなってしまう可能性が高いです。

仕事に行きたくないけれど、それを乗り越える理由はあくまで自分の価値観に基づくべきです。

手足がしびれたり、玄関のドアノブを回そうとすると手が震えて上手くできなかったり、いつもと違う何らかの症状が身体に表れていたら、それを無視するのは絶対にやめましょう。「今はとにかく休め!」という赤信号を送っている可能性が非常に高いためです。

乗り越えようと頑張る強さを持っている人ほど、身体に異常が出ていても無理して仕事に向かおうとします。強い責任感がそうさせてしまうのでしょう。しかし、震えやめまいなど比較的小さな症状だからといって甘く見ていると、無理をした結果倒れてしまう恐れもあります。

頭が少しでも冷静なうちしか、休むという方法を選択できません。それを否定するような人がいたら、皆さんが身体を害しても何も思わないような他人であり、決して味方ではないため気にする必要はないでしょう。

仕事に行かず、今日はこのまま家にいたいと多くの人が毎朝感じていることでしょう。心の声に従って、仕事を休んで家にいてもよいときはあります。

ただし、だからといって一日中ただ家にこもるのは避けた方がよいです。気分転換になる何かを消化できるならよいですが、何も刺激を受けずに引き持ってしまうと、そのままズルズルと行動することを恐れる気持ちに支配されてしまうでしょう。

何も期待しなくていい。気分転換にはならないかもしれない。それでも外に出て10分だけ散歩してみるとか、せっかくできた時間だから、普段はいけないところにでも行ってみたりなど、普段とは違う行動から浮上できるケースは意外と多いものです。

どんなことにも『よかった』は存在する

何かに失敗してメンタルが落ち込んだ時は、自分の将来について深く考える機会です。言い換えれば、「このタイミングで悩んでよかった」と自分を褒めてもよいということです。

仕事に限らず、どんな悪い出来事にも『よかった』は存在します。大切なのはそれに気付けるかどうかです。仕事に行きたくないと悩んだことで、逆に『よかったこと』は何でしょうか。

  • もっと成長しなきゃとモチベーションが高まった
  • 乗り越えたことで耐性ができた
  • 糧としたことで前よりも精神的に強くなった
  • 仕事への価値観や人生について考えることができた

考え方次第で色んな『よかったこと』が出てきます。どんなことにも相反する事実があることを忘れないでください。もし『よかったこと』に気付けそうになければ、気付けるようになるための考え方を醸成してきましょう。もし自分一人では考え方を醸成できない人は『陽転思考』を学んでみてください。

陽転思考とは、ネガティブな事実からも「よかった」を探す思考法です。ネガティブな感情を許可し、それらを受け入れてから切り替えるという方法であり、マイナスのことを否定しません。良いとか悪いという二元論ではなく、「すべての事実はひとつですよ。見方を変えて見ましょう」という考え方であり、ビジネスにおいても重要な考え方になります。『日刊ワダビジョン』は、陽転思考に繋がる仕事やコミュニケーションにおける本質を知れるメルマガになっていますので、この小さな一歩から皆さんの人生が前向きになることを願っています。

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