仕事から逃げてしまったらどうすればいい?自分を取り戻すためにできること

仕事から逃げてしまったが、冷静になってみると大変なことをしたと後悔しているとき、果たして今から何をすればいいのか。

まずは、「逃げてしまった」と自覚できている自分を前向きに捉えましょう。決して、自責の念に捉われて今よりも苦しい状況に自らを追い込んではいません。それは、自分自身はおろか周囲のすべての人にとってもネガティブな結果しか生まないからです。

仕事から逃げてしまったときの対処方法は、そこから始まります。

仕事から逃げてしまったときにすべきこと

仕事から逃げてしまったとき、まずすべきことは自体の鎮静化です。ただし、一度逃げてしまった後では、そのためにできることは色々な意味で限られているはず。

そのため、少し勇気はいりますが、最終的に自体が終息するためにできることをやりましょう。自身の精神状態を踏まえて、一つだけでもいいので何かできることを考えてみてください。

どうしようもない場面では、仕事から逃げる他にないこともあります。「絶対に逃げていけない」なんてことはなく、追い込まれて心も身体も壊れてしまう前に逃げ出すことは賢明な判断だったりもします。

ただし、逃げ続けてもいずれは退路を断たれて、それ以上どこにも逃げられない場面がいつか来ます。崖の淵に立たされている自分を想像してみてください。逃げ続けるとは、まさかにそのような状況なのです。

一度逃げてしまったことは、今更悔やんでも過去には戻れないので仕方がないと割り切りましょう。大切なことは、「もうこれ以上は逃げない」と今決められるかどうかです。それができれば、失うものはないので前を向くしかありません。

腹を括れたら、なるべく連絡しやすい関係者に謝罪をしましょう。勇気はいりますが、許されようと許されまいとどちらでもいいのです。自ら謝罪したという、今できる最大限をしたことに意味があります。

もし許されなかったら、もっと怒られたら、想像以上に自体は悪かったとしたら。そんなことは謝罪した後にしかわかりません。謝る前にああだこうだ考えていても無意味なので、「謝ったんだから他にどうしろってんだ」くらいの開き直りを見せましょう。

事実、謝罪しても次に進められない状況だったのであれば、できることはそこまでなので自分を褒めてください。

謝罪が受け入れられて、コミュニケーションが進みそうであれば「今自分にできることはないか?」を聞いてみましょう。逃げてしまった人に無理難題を押し付ける人は少ないと思いますので、それを聞くことで相手が「逃げたことを後悔してるんだな」と感じてもらえることに意味があります。

もし無茶な要求をされたり、言われたことができないと思えば無理に従う必要はありません。メンタル的なものも含めて「今の自分にできること」を聞いているわけなので、そこでまた無理をして追い込まれては状況はもっと悪くなります。

こわくて誰にも連絡できない、連絡はできたけど今の自分にできることはなかったとしても、前を向こうとした自分を受け入れましょう。逃げた自分も、それを後悔して何かしらリカバリーしようとした自分もすべて自分の一部です。良い悪いの二元論ではなく、それが自分という人間であることをただ認めましょう。

罪の意識から、それに蓋をしてしまう人がいますがもったいないです。過去最低を更新した自分は、次同じような場面に出くわしたときに対処方法を知っているはず。今回は望まない結果になったとしても、次は違うと少しでも思えればいいのです。

逃げることは恥ずかしいことではない

前述したように、逃げること自体は決して恥ずかしいことではありません。野生動物だって、勝てないと判断したら一目散に逃げるでしょう。命の危険を察知したのに逃げない方が非合理的な考え方です。

ただし、それは「生きるため」という前提があってこその話です。必死に生きる中で、その障害を回避するために目的は変わらないまま異なる手段を選択したに過ぎないのです。

つまり、逃げたことの先に何が待っているかが重要であり、それを考えないまま行き当たりばったりの生き方をしていたら、人に誇れないような人生になっていくでしょう。

逃げることは恥ずかしいことではない。しかし、逃げることが自分の人生をより良くするものでなければ、それを選ぶべきではないということです。

何歳になっても仕事から逃げてしまう人はいる

仕事から逃げたくなる気持ちに、20代だから、40代だからといった年齢は関係ありません。年代それぞれで逃げたい理由は存在するからです。

年齢仕事から逃げたくなる理由
20はじめての仕事で右も左もわからず、どうしようもなくなる。
30この先の人生や、今までの経験を振り返り後ろ向きな考えが先行してしまう。
40仕事への疲れ、キャリアの限界などを感じて疲弊してしまう。
50挑戦する気持ちが持てなくなり、ただ楽になりたいと考えてしまう。

問題は、逃げてもいい理由を探す思考の癖です。年齢を当て込もうとするのは、潜在的にそれを望んでいるからであり、本当は良くないとわかっていても自己防衛が優位に働きすぎてしまうのでしょう。

大事なのは、年齢ではなく「これまでに逃げた経験があるかどうか」です。20代で一度くらい仕事からに逃げても、人によっては学びの方が大きかったりもするでしょう。ただし、同じ20代でも後半までに3回も4回も仕事から逃げ続けたような人は若くてもキャリアは詰んでいます。

仕事から逃げない人間になるためには

仕事に向かいたくないときを乗り切るためには、考え方を少しだけ変えてみる必要があります。悩んでいても「したくない」ことの本質的な問題は解決しないため、結局自分がどうしたいか次第で現実は変わります。

とはいえ、前向きに考えられないから悩んでいるわけなので、そんなときは次の5つの考え方を知ると良いでしょう。

  • 人生は思った通りにはならず、行動した通りにしかならない
  • 他人は私のことなんて実際はあまり気にかけていない
  • 想像するような最悪の未来が来ることは実はほとんどない
  • 失敗の数が少ないと成功することはできない
  • どうせ数時間後には「行ってよかった」と思う

常套句のような言葉もあるように感じますが、本当の意味を知らない人は多いものです。これによって苦難を乗り越えてきた先駆者たちの考え方を知れば、その絶大な効果を皆さん体験できるでしょう。

仕事に行きたくないときを乗り切る方法|家にいたいけど行くしかないときのモチベーションの作り方

どんなことにも『よかった』は存在する

仕事に悩んだときは、自分の将来について深く考える機会です。言い換えれば、「このタイミングで悩んでよかった」と自分を褒めてもよいということです。

どんな悪い出来事にも『よかった』は存在します。大切なのはそれに気付けるかどうかです。目標がないと悩んだことで、逆に『よかったこと』は何でしょうか。

  • 仕事への価値観や人生について考えることができた
  • もっと成長しなきゃとモチベーションが高まった
  • 乗り越えたことで耐性ができた
  • 糧としたことで前よりも精神的に強くなった

考え方次第で色んな『よかったこと』が出てきます。どんなことにも相反する事実があることを忘れないでください。もし『よかったこと』に気付けそうになければ、気付けるようになるための考え方を醸成してきましょう。もし自分一人では考え方を醸成できない人は『陽転思考』を学んでみてください。

陽転思考とは、ネガティブな事実からも「よかった」を探す思考法です。ネガティブな感情を許可し、それらを受け入れてから切り替えるという方法であり、マイナスのことを否定しません。良いとか悪いという二元論ではなく、「すべての事実はひとつですよ。見方を変えて見ましょう」という考え方であり、ビジネスにおいても重要な考え方になります。『日刊ワダビジョン』は、陽転思考に繋がる仕事やコミュニケーションにおける本質を知れるメルマガになっていますので、この小さな一歩から皆さんの人生が前向きになることを願っています。

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