目標がない無気力な生活を変える3つの考え方|目標はない方がいい?生きる目的とは

「目標」は、常に持っていることが当たり前だと私たちは教えられてきました。具体的にどこで教わったかは明確ではないものの、「テストで良い点を取る」や「部活で試合に勝つ」、または「将来○○○になる」といった目標は誰もが一度は持ったことがあるでしょう。

しかし、大人になるほど「目標なんてない」と気付いてしまう人が増えます。そして、目標がない自分をネガティブに捉え、ドンドンと無気力になっていくのを感じている人も多いかと思います。

本ページでは、目標がない無気力な生活を変えるための考え方をお伝えします。なかには、目標そのものがない方が幸せな人もいるかもしれません。

目標がないのは悪いこと?

まずはじめに、目標がないのは悪いことなのでしょうか。常に目標はあった方が良いのはたしかにですが、全員にとって必ずそうとも限りません。なぜなら、目標は無理して作るものではないからです。大切なことは「今ないものはない」と認めてあげることなのです。

目標とは、目的地に到達するため目印。そもそも目的地がなければ、同時に目標も存在しません。言い換えれば、目標云々よりも「自分は今後どうなりたいか」の方がとても重要。ですが、それは多くの人にとって永遠のテーマであり明確に「これだ!」と言える人は希少でしょう。

目標がないのは悪いことではない、しかし追い求めた方が人生をより良くできるものです。

目標がないことで無気力になるのはなぜか

目標がないことは悪いことではない、しかし、目標がないことで無気力に感じてしまうのも事実でしょう。日々高いモチベーションをもって取り組める何かがあった方が人間は活力を感じられます。

目標がないことで無気力になるのは、未来に向かって生きている実感をもてないからでしょう。良くも悪くも、未来のためにやらなければならないことがあれば、自ずと気力は湧いてきます。ポジティブな感情のときもあれば、危機感に駆られてネガティブだけど行動するときもありますよね。

いずれにしても、目標=未来への目印であるため、目標がなければ向かう先もハッキリしていない状態なので無気力に感じるものなのです。目標があれば課題も付きまとうでしょうし、課題をクリアするために必死になることもできます。

目標がないことをストレスに感じる必要はない

目標がないことを不足に感じ、ストレスを貯めてしまう人もいるでしょう。ですが、目標がないことをストレスに感じる必要はありません。理由は前述のとおりで、全員に必ずなければいけないものではないからです。「自分だけが持ってない」「なければいけないものがない」という勘違いが、ストレスを生んでしまうのです。

もし目標がないことを誰かに責められても、まったく気にする必要はありません。それは目標がある人のマウントに過ぎず、他人に「目標を持て!」と強要することで自己承認にもなっているのでしょう。

一方で、目標があることで人生が豊かになった人もいます。そういった人の言う「目標を持った方が良い」は苦言であっても金言であるため、ただ反発して糧にしないのはもったないかもしれません。

目標がないことで無気力になる理由は年代によってさまざま

目標というものは、すべての年代の人に付きまとう指標です。とはいえ、20代なら20代ならではの悩み、40代なら40代ならでは悩みがあるでしょう。目標がないことで無気力になる理由は年代によってさまざまです。

各年代ごとに、目標がなく無気力に感じてしまう主な理由をそれぞれ解説していきます。

20代は、社会人としての基礎が形成される大切な時期です。しかし、まだ多くを経験していないことで目標を作るための材料が少ない人がほとんどでしょう。

「社会人になったからには、目標を作らないといけない」といったように、謎の強迫観念や誰が決めたかわからない一般的な正解に寄せようとして無理をするのは自分のためにはなりません。そのため、「周りは目標があるのに、自分だけ・・・」と感じて無気力になるのは損です。

さまざまな経験をしながら、知識や教養を積み重ねていった方が目標は作りやすくなります。20代はまだまだそれらを増やしていく段階なので焦る必要はありません。

30代は、20代で培ってきたものが形になってくる時期です。酸いも甘いも経験し、そのなかで自分という解像度が高まってくることで目標が生まれてる人も少なくありません。

しかし、人によって“理想のプロセスを歩めている人”と“そうではない人”に二極化しやすいのも30代以降です。20代までにどう生きてきたかで、その後の人生がワクワクするかネガティブな想像になってしまうかは変わります。

30代で目標がなく無気力になるのは後者のような人でしょう。将来への不安が大きいことで、目標がないと今後の人生が上向きにならないと考えているのです。

40代で目標がないと、それ以降は高いモチベーションを感じる何かを見つけることも難しくなるでしょう。40代になると、それまでよりも新しい価値観や知識を吸収しづらくなります。悪いことではなく、加齢とともに、必然的に誰にでも起きることなのでそれは仕方がありません。

ただし、日々が無気力になるのは目標がないせいでもあります。その状況を変えるには、40代からでも遅くはないと自分の可能性に蓋をしないことです。新しい知識や経験に興味を持てるかは自分次第なので、自分自身が諦めてしまっていないかを問うてみてください。

平均寿命が伸びていることに加え、働き方や生き方が多様化している現代では、50代であっても人生はまだまだこれからでしょう。とはいえ、20代と比べると目標に向かって行動できる時間が少ないことは確かなので、「今からでは遅い」と考えてしまうのは普通のことです。

ただし、そんな50代にとっての盲点は、寿命を期限にした目標を立てようとしていることです。変な話かもしれませんが、自分が生きているうちにできることだけを考えていると、私利私欲のためになりがちで、わかりやすくいえばお金に依存した豊かさを求めてしまいます。

50代で目標がなく無気力になるのは、そんな生き方では満足しない自分に気付き始めているからでもあり、寿命を期限に考えているうちは矛盾を感じることでしょう。

目標がない無気力な生活を変える3つの考え方

年代や人によって理由は異なっても、目標がない無気力な生活を変えるための基本的な考え方は次の3つです。

  • そもそも目標がある人の方が少ないから気にしない
  • 目標は今を真剣に生きることで見つかるもの
  • 社会に意識を向けることで見つけやすくなるもの

目標があれば、活力をもって毎日を生きることができるでしょう。だからといって無理に目標を作ろうとすると冒頭の問題に戻ってしまうので、無理することなく、自然と自分だけの目標を見つけていくのがポイントです。

目標がない人なんて大勢います。そのなかで、あなただけが目標がないことを悪く思う必要はありません。皆が同じだからそれでいいとは言いませんが、特別でも何でもないと気付くことは大切です。

目標を持てたら、今よりも良くなれる。だからといって、無理に持とうとしたり納得したりするのは違います。目標がないことを気にするのは一回やめてしまいましょう。そのうえで、自分にとって目標は必要かどうか、必要だとしたら自分で設定できるかどうかを改めて冷静に考えてみてください。

「目標がない」と言っている人の多くは、それだけの行動や経験をしていません。自分の目で見て、自分の耳で聞いて、自分の肌で感じたものが少ないのに、目指すものが生まれるはずもありません。

逆に言えば、今できることをがむしゃらに真剣にやっていけば、その先に目標はできてきます。経験という山をどれだけ高く積んだかで、見える景色は広がるからです。

目標がないから無気力になるのではなく、目標がないからこそ、目の前のことに真剣になってみるのも悪くないですよ。

自分のための目標が見つからないのであれば、自分以外ことに意識を向けて見てください。例えば社会や、それに関連する問題など。テレビを付ければニュースがやっていますが、その多くは社会問題に関することです。社会と聞いてもパッとしないかもしれませんが、私たちが生きる世界こそ社会そのものです。

無気力だからといって、何か一つくらいは不満に思うことがあるでしょう。それがどんなに小さなことでも、社会に対する行き場のない怒りでも構いません。真の目標は、自分の私利私欲を超えたところにあります。

社会に意識を向けることで、そういった目標が見つけやすくなるため、無気力だった普段の行動から少しずつ見るもの聞くものを変えてみるとよいでしょう。

どんなことにも『よかった』は存在する

目標がないと無気力になったときは、自分の将来について深く考える機会です。言い換えれば、「このタイミングで悩んでよかった」と自分を褒めてもよいということです。

どんな悪い出来事にも『よかった』は存在します。大切なのはそれに気付けるかどうかです。目標がないと悩んだことで、逆に『よかったこと』は何でしょうか。

  • 仕事への価値観や人生について考えることができた
  • もっと成長しなきゃとモチベーションが高まった
  • 乗り越えたことで耐性ができた
  • 糧としたことで前よりも精神的に強くなった

考え方次第で色んな『よかったこと』が出てきます。どんなことにも相反する事実があることを忘れないでください。もし『よかったこと』に気付けそうになければ、気付けるようになるための考え方を醸成してきましょう。もし自分一人では考え方を醸成できない人は『陽転思考』を学んでみてください。

陽転思考とは、ネガティブな事実からも「よかった」を探す思考法です。ネガティブな感情を許可し、それらを受け入れてから切り替えるという方法であり、マイナスのことを否定しません。良いとか悪いという二元論ではなく、「すべての事実はひとつですよ。見方を変えて見ましょう」という考え方であり、ビジネスにおいても重要な考え方になります。

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