なんとなくで仕事を休んでもいい3つの理由|上手い連絡方法とそれでもサボらないための処世術

特別な理由はないけれど、今日はなんとなく仕事を休みたいと感じることってありますよね。

行こうと思えば行けるけど、本音は少し休みたい気持ちもある。自分でもハッキリしないため、休んだ方がいいのかどうかもわからない。

こんな状態の人にお伝えしたいのは、仕事に行っても行かなくても、どちらにしても自分のためになる気付きがあるということです。

なんとなくで仕事を休んでもいい?

結論からお伝えすると、「なんとなく休みたいな」くらいの気持ちで仕事を休んでもいいです。その理由は次の3つになります。

  • 頭が冷静なうちに休んでおいた方がよい場合がある
  • 「なんとなく」で休みたい日の仕事は休んでもどうにかなる
  • 「なんとなく」が実は深い悩みを抱えていることもある

「なんとなく」は、一見すると悩みが浅い状態のように思えますが、実は逆である可能性も考えられます。仕事を休むには理由が必要です。にもかかわらず、それがハッキリしないのに「休みたい」と感じるのは自覚していない本質的な問題を抱えているのもかもしれません。

ストレスや過労で精神的にまいってしまうと、休むべきときに休めなくなってしまいます。わかっていても強迫観念に縛られてしまったり、判断力を失って、自分を一番守れるはずの自分自身で追い込んでしまうのはよくあることです。

そのため、頭が冷静なうちに休んでおくことで、後々大きな問題にならないようリスクヘッジできます。「冷静なうちはまだ頑張るのが正しい」と考えがちですが、それはある意味正しくて、でも実は間違ってもいます。言い換えれば「冷静でいられなくなったら休もう」になるため、混乱した状態で正しい判断ができるはずがないですよね。

「なんとなく仕事を休みたい」のは、実は適切なタイミングなのかもしれません。

考え方によっては、「休めそうな日だから、明確な理由がなくても休みたくなった」とも言えます。緊急かつ重要な仕事がその日にあったら、とくに理由がなければ悩む間もなく仕事にいくでしょう。そうでないのは、逆に考えると「休んでも問題ない日だから」の可能性も。

休めるときに休むことも重要です。仕事に支障が出ることがわかっていてできることをやらないのは、何より自分が損するため良くありませんが、「いつ休むかを、自分で決められる」ことも実はかなり大切なのです。

もちろん、そこには「休んだことで、明日の仕事をより良くしよう」が前提にあります。それがわかっているのであれば、「なんとなくで休みたい日の仕事は休んでもどうにかなる」と割り切ってしまうのも手です。

「なんとなく」はハッキリしないことを意味するため、言語化できない分、実は深い悩みを抱えているケースも少なくありません。そのため、今のうちに休みながら、「なんとなく」の原因を探ってみるのも後々を考えると冷静な判断といえるでしょう。

「本当は苦しいけど、それを周囲に打ち明けることができない」

「色々と我慢してきたせいで、今更それを理由にはできない」

「嫌な気持ちは確実にあるけど、上手く話せないから無かったことにする」

これらは、いずれ噴火して自分にとって大きな問題になる“火種”です。今のうちに解消しておいた方がよいため、緊急性はないが重要な問題と認識して、今日は仕事を休んで向き合ってみてください。

なんとなくで仕事を休むときの理由

「なんとなくでも、休んだ方がいい理由はわかった!」としても、次に困るのは休む旨をどう連絡すればいいのか?ですよね。体調不良や怪我であれば、そのままストレートに伝えればいいのですが、自分でもハッキリしない理由を伝えるのは非常に困難です。

そんなときは、次の方法で上手く連絡するとよいでしょう。

  • シンプルに「高熱のため」と伝える
  • 「吐き気や頭痛が収まらず」と伝える
  • 近しい人間に本当の悩みを伝えておく

間違っても、これらは決してサボるための口実にしてはいけません。あくまで戦略的に休みたいけど、それを伝えるのが困難なときの処世術として考えましょう。前述までの内容をもっても、それでも「自分はサボりたいだけだな」と自覚するのであれば仕事を休むべきではありません。

本当の理由が伝えられればよいのですが、そうもいかない場合は伝わらないことを受け入れて、シンプルに「高熱のため」と伝えればよいでしょう。寒暖差が激しい季節や、流行り病が多い時期であれば相手も「インフルエンザかな」など特に疑問もなく通りやすいです。

普段あまり風邪をひかない印象を持たれている場合は、熱ではなく「吐き気や頭痛が収まらない」と伝えるのもありです。体調不良で休むことが少ない人が、急に頭痛に悩まされているとなれば「頑張りすぎてしまったのかな」とフォローする気持ちを持ってもらえる可能性があるためです。

ただし、よくある理由ではあるため、「原因がわからず、最近続いているので病院に行きます」と問題解決のアクションのために今日は休みが必要なんだという意思をきちんと伝えましょう。

なんとなくで仕事を休むときの注意点

なんとなくで仕事を休むときは、次の3点に注意しましょう。

  • 電話よりもメールやチャットで連絡する
  • 近しい人間に本当の悩みを伝えておく
  • 上手く連絡できそうになければ普通に仕事に行く

それぞれのポイントを詳しく解説していきます。

自分でもハッキリした理由が伝えられない状態で、電話で連絡するのはおすすめしません。しどろもどろになったり、実際には体調不良ではないため声や雰囲気が普段通り元気も移りやすいためです。風邪をひいているフリをする、演技をして人騙すのはよくありません。

ただし、もっとよくないのは“自分を騙すこと”なので、会社の文化的にOKなのであれば電話よりもメールやチャットで連絡を入れましょう。緊急性が高い仕事を控えている場合は電話がマストですが、そうでないことが休んでよい前提のためそれは加味しない場合のケースになります。

会社に理解者がいなければ、結局「やる気のない人間」と捉えられてしまう恐れがあります。一人でも、真の状況を知っている人間がいてくれれば、裏で「実は悩んでいるみたいで・・・」と勤怠連絡では直前言えないようなことを良い意味で流布してくれるかもしれません。

自分はハッキリしない理由だからこそ、本人以外から聞くからこそ信憑性が増すものです。それを狙って立ち回るのはダメですが、「この人には本当の悩みを知ってほしい」と思える人がいるのであれば、打ち明けるのもよいでしょう。

ここまでの内容をもって、それでも上手く連絡できそうになければ、そのときはもう普通に仕事に行きましょう。「なんとなく」でも仕事を休んだ方が良いケースについてお伝えしてきましたが、「どうやって嘘を付こう」なんてことに悩んで行動できない状態であれば四捨五入すれば心身ともに健康です。

仕事に行かないよりも、行った方が物事は進むため理由がないのに休むべきではありません。むしろ、「あ、自分は今日仕事に行った方がいいのか、なるほど」と気付けることも大切なので、その結果になったとしても自分を褒めてあげましょう。

どんなことにも『よかった』は存在する

何かに失敗してメンタルが落ち込んだ時は、自分の将来について深く考える機会です。言い換えれば、「このタイミングで悩んでよかった」と自分を褒めてもよいということです。

仕事に限らず、どんな悪い出来事にも『よかった』は存在します。大切なのはそれに気付けるかどうかです。仕事に行きたくないと悩んだことで、逆に『よかったこと』は何でしょうか。

  • もっと成長しなきゃとモチベーションが高まった
  • 乗り越えたことで耐性ができた
  • 糧としたことで前よりも精神的に強くなった
  • 仕事への価値観や人生について考えることができた

考え方次第で色んな『よかったこと』が出てきます。どんなことにも相反する事実があることを忘れないでください。もし『よかったこと』に気付けそうになければ、気付けるようになるための考え方を醸成してきましょう。もし自分一人では考え方を醸成できない人は『陽転思考』を学んでみてください。

陽転思考とは、ネガティブな事実からも「よかった」を探す思考法です。ネガティブな感情を許可し、それらを受け入れてから切り替えるという方法であり、マイナスのことを否定しません。良いとか悪いという二元論ではなく、「すべての事実はひとつですよ。見方を変えて見ましょう」という考え方であり、ビジネスにおいても重要な考え方になります。

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