会社に行きたくないときは行かなくてもいい|休んだ方がいいときのサインと理由別の対処方法

会社に行きたくない。そんな気持ちになっていませんか?

仕事が忙しくて疲れている、人間関係がうまくいっていない、仕事内容にやりがいを感じないなど、会社に行きたくない理由はさまざまです。

会社に行きたくないと感じているときは、無理をして出勤するのではなく、休息をとることが大切です。思い切って休んだ方が、体調や精神面だけではなく仕事に対するモチベーションも回復します。

会社に行きたくないときは行かなくてもいい

会社に行きたくないと感じるときは、ほとんどがメンタル面の問題であるため、健康上の理由からも無理に行かない方がよいでしょう。

ただし、すべてのケースで「会社に行きたくないときは行かなくてもいい」とは一概には言えません。仕事に行きたくない理由によって、行かなくてもよいかどうかは変わるためです。

仕事をしない明確な理由がないのに会社に行かないのであれば、完全な自己都合であり後々自らを苦しめるでしょう。その場合は、最初は行きたくなくても会社に行ってしまった方が「結果的に行ってよかった」と思えるものです。

しかし、会社に行く意思はあるのに行けない場合は、前述のとおり精神的な問題を抱えている可能性が高く、少しでもその疑いがある状態であれば会社には行かず休むべきです。症状が深刻化してからでは遅く、冷静に判断できるうちに休まないと後で取り返しがつかない恐れもあるためです。

会社に行きたくないのは甘えではない

人間誰しもが、身体も心も健康ならやりたいことや取り組みたい仕事があると思います。健全であれば、仕事に前向きではないにしてもそれまでの習慣として仕事に取り組むことができ、「会社に行きたくない」と悩み苦しむことはないのです。

つまり、会社に行きたくないと感じるときは何かが健全ではなくなっています。人間関係や仕事内容、心や身体の健康など、ときには自分でも原因がわからないものです。

そして、休むためには大義名分が必要だと考えてしまうために、ハッキリとした理由がないのに会社に行きたくないのは甘えなのではないか?と自分を追い込んでしまいがちです。程度の差はあるにしても、原因がある以上は甘えではありません。

ただし、その原因を他責にしか考えない場合は要注意です。「会社がすべて悪い」や「上司や先輩が悪い」のように、例えそうであったとしても自分を省みることができなければ、それはただの“甘え”で終わってしまうでしょう。

会社に行きたくない理由と対処方法

体調不良や病気の場合は、もちろん休んでよいでしょう。もし人間関係や業務量などの仕事の環境が原因で行きたくない場合は、まずは原因を解決するために何らかの行動をとることが大切です。

また、仕事そのものに興味やモチベーションが持てない場合は、一度仕事の目的ややりがいを考え直してみるとよいでしょう。また、仕事以外のことに興味や関心を持つことで、仕事に対する考え方が変わることもあります。

まずは、仕事に行きたくない理由を明確にすることが大切です。その上で、その理由が適切に解決できるかどうかを判断しましょう。そして、休んだとしても、後で不利な状況にならないためにもルールを守って欠勤するようにしましょう。

体調不良が理由で会社に行きたくないときは、当然ですが行かなくても構いません。吐き気がしたり、何かしらの拒絶反応が出ていたら休むことが第一です。

体調不良は、仕事に集中できずミスをしたり、本来できるはずの業務もいつも通りこなせなくなってしまいます。すると、自分だけではなく周囲の人の仕事にまで影響してしまう可能性もあるでしょう。

さらに、無理をすると体調が悪化し、さらに仕事に行きたくなくなってしまう可能性があります。事態を悪くしないためにも、できるだけ早く休んだ自分だけではなく周囲のためでもあります。体調が悪いときはメンタルも落ち込みやすくなります。負のスパイラルに入らないためにも、まず身体を休めることだけを考えてください。

最低限の業務連絡や引継ぎは可能な範囲で行い、なるべく仕事のことも考えないことが大切です。体調不良や急病は誰にでもあります。「自分のせいで」や「自分だけが」と思う必要はありません。「治ったら挽回するぞ!」くらいの心持ちでいればよいのです。

人間関係が理由で会社に行きたくない場合は、まずは自分の考え方を変えられるか自問自答してみましょう。他人を変えることは難しいですが、自分を変えることで解決できる可能性があります。

例えば、無理にでも相手の良いところを見つけてみたり、嫌いな人間であったとしても、その反面教師として糧にできるものはないかなど、その状況や関係を上手く利用できないか考えてみるのです。不利な状況であっても、それを利用できればよく、人間関係の悩みは深いからこそ、それに負けない良い意味での“自分勝手さ”が必要なのです。

なにを糧にできるか?を冷静に考えてみるためにも、人間関係が理由で会社に行きたくない場合は、無理をせず自分のペースで行動するようにしましょう。休んでも転職しても、相性や都合が悪い人間が一定数いるものです。どこかで耐性をつけないと次も同じようにやられてしまうでしょう。

仕事内容が理由で会社に行きたくないケースが、もっとも難しい問題かもしれません。原因となっている仕事に向き合うことで症状は悪化するため、仕事を休みできるだけ離れた方がよいでしょう。そうしないとメンタルが回復しません。

ただ、休んでも仕事が勝手に楽になることはほとんどないため、結局は、原因となっている仕事に立ち向かう必要が出てきます。既に転職を考えていて、現在の仕事から離れることが決まっている場合は向き合う必要はないでしょう。

しかし、その見通しが立ってない場合は、休んでもまた同じ問題が立ちはだかってくるため、会社に行かないことで事態がかえって悪くなってしまう可能性が考えられます。

強いストレスがかかりつらいかもしれませんが、それは一時的なものだと割り切って、がむしゃらに立ち向かう方が結果的に楽になれるケースも少なくありません。

そのために、会社を休んで気分転換をしたりメリハリをつけるのは有効です。あくまで意識は仕事をクリアすることに向け、そのために休息を得ると考えられれば、突発的に会社を休むことも前向きな行動になります。

「会社に行きたくない理由がわからない」も少なくありません。「朝起きたら、急に会社に行きたくなくなった」や「慢性的に会社に行きたくない気持ちが強まっている」といった、自分でもハッキリした原因がわからないケースもあります。

原因が明確ではない分、このケースがもっとも対処が難しく、まずは根本的な原因を探ることから始めなければいけません。ただ、どちらにしても精神的な問題を抱えていることは確かなので、「何となく会社に行きたくない」と感じた場合も無理に会社に行く必要はないでしょう。

むしろ、一度休んで英気を養い、少し考える時間を設けないといつか爆発してしまう可能性もあります。漠然としているからといって油断せず、冷静に判断できるうちに敢えて休むことも仕事の生産性を高めるコツです。

会社に行きたくない理由がわからない人は、一時的な問題ではない分、表面的な対処では解決できず、根本的な対処が必要になります。「会社に行くとどうなるのか」「会社に行かないとどうなるのか」をそれぞれ考えて整理してみるとよいでしょう。

会社に行きたくないときはどうすればいい?

会社に行きたくないときは、まず休んでも問題ないかどうかを整理することからです。のっぴきならない理由を除き、少しでも調整が可能なのであれば、なるべく行かなくても済む方で考えましょう。そのための調整も仕事のうちだと割り切ることが大切です。

会社に行きたくないと感じているときは、以下のことに気をつけましょう。

  • ひとりで抱え込まず、信頼できる人に相談する
  • 無理をせず、自分のペースで行動する

会社に行きたくないと感じるのは、決して悪いことではありません。原因を探り、自分に合った対処方法を見つけられれば、仕事に対するモチベーションを高めて前向きに働けるようになる機会でもあります。

行きたくないのにどうしても悩んでしまう人は、無理をしてまで会社に行く意味を考えてみましょう。それが自分のためになると思うのであれば、頑張って出社する価値があるでしょう。もし自分ではなく、他の誰かの迷惑になるからとためらっているのであれば、ひとりで抱え込むことをやめましょう。

仕事を休んだ方がいいサイン

真面目な人ほど、少し調子が悪くても強い責任感から仕事を休むことをためらいがちです。さらに、身体が休んだ方が良いサインを出しているのに、それを自覚できないことも多いです。

「まだ大丈夫」と思っていても、身体に異常が出たら仕事を休んだ方がいいサインかもしれません。「もうだめだ」と自覚してからでは遅いため、以下の症状に覚えがないかをチェックしましょう。

身体的な症状頭痛
めまい
吐き気
倦怠感
不眠
過眠
震え
精神的な症状憂鬱感
不安感
焦燥感
イライラや怒り
集中力の低下
判断力の鈍り
食欲の低下

これらの症状が続く場合は、無理をせずに休息をとることが大切です。無理をすれば知らぬ間に症状が悪化し、気付いたときには重症化している可能性があります。そうなると、治療もより難しくなります。

根本的な問題を解決するのはできるだけ早い方が賢い選択です。上記のいずれかのサインが出ていると思ったら、無理に会社に行かない方がよいでしょう。

仕事を休みたいと悩んだら「よかった探し」をする

物事は表裏一体です。悪いことがあれば、その裏には良かったことも存在します。

それに気づくためには、日頃から「よかった探し」をする癖をつけることが大切です。人間は都合のよいものしか見えない生き物です。今の仕事や職場で悩んでいるときは、悪い面にしか目がいきません。ポジティブに捉えようとする自分に抵抗があるからです。

それでも敢えて、勇気を出して「よかったことはなにか?」を考えます。そうすれば、絶対に自分のための学びに気付くことができます。

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