仕事に行きたくないときはどうすればいい?休むべきか迷うときに考えてほしいこと

「仕事に行きたくない」と思ったことがない人なんていないでしょう。誰でも、一度は「仕事に行きたくない!」や「仕事に行きたくないけどどうすればいいのだろう・・・」と悩んだ経験があるかと思います。

仕事を休むことに罪悪感を感じたり、そもそも休む基準がわからなくなっていたり、人によって状況はさまざまです。

仕事に行きたくないときはどうすればいい?

仕事に行きたくないときは、まず「行かなければいけない」という義務感を取っ払ってしまいましょう。メンタルが落ち込んでいるときは、必要以上に考えすぎてしまったり、被害妄想を膨らませて事を大きく不安に感じてしまっていることが多いためです。

誰かの力に動かされているときは、自分にとって最良の判断を下すことができません。「仕事に行きたくない、けど休めない」と感じてしまう場合、その原因は果たして何でしょうか?

深呼吸をして心を落ち着けて、自分の心身の健康を第一にして、それから休むのか、仕事に行くのかを考えてみてください。

心に正直になって休む

メンタルが落ち込んでいるときに必要なのは休息です。行きたくない理由が会社や職場にあるのであれば、そこに近づいてしまうだけでさらに心は摩耗します。日に日に事態は悪い方向へいってしまいます。

大切なのは、「今日、本当に仕事を休むことはできないか?を冷静に考えてみることです。「迷惑がかかるから休めない」と、ほとんどの人が感じるでしょう。

もし業務の締切が今日で、変わってくれる人もいない等の状況であれば、物理的に休めない状況はあるでしょう。しかし、それでも休んだからといって大事故を起こすことはなく、意外と会社や組織は回るものです。

風邪で休まざるを得なかったときのことを思い出してみてください。当日の連絡だったとしても、その日も会社は稼働できていたはずです。身体的な風邪でだけはなく、心も風邪をひいたら休まなければいけません。家にいたいのなら、その日はもう心が落ち着ける家にいればいいのです。

仕事に行ってみてから考える

休めることが一番大切ですが、休むことで自己嫌悪に陥いるのは健全ではありません。もしどうしても休めない、休むことを自分で承認できない場合は、とりあえず仕事に行ってみてから考えるのも手です。

慢性的なものではなく、特定の業務に対してストレスを抱えている場合は、取り掛かってみてそれが解決すれば意外なほど心が軽くなるものです。解決の糸口が見えないから仕事に行きたくないケースも多々あります。そんなときほど、どうにでもなれ精神で、まずはやれることをやってみてほしいです。

仕事に行きたくないとき、休むことが必ずしも自分のためにならないときだってあります。立ちはだかる壁を壊し、耐性をつけることができれば、次はもっと強くなった自分でいられるようになります。

仕事に行きたくないと思うのは甘え?

仕事に行きたくないと思うことが甘えある場合もありますし、甘えではない場合もあります。けれど、そんなことはどっちでも構いません。甘えであろうがなかろうが、「行きたくない」と感じた心だけが事実です。

仕事にも甘えていいときはあります。会社は一人ではないのですから、頼れるときは誰かを頼るべきです。大切なのは甘えかどうかではなく、仕事に行った場合と行かなかった場合の未来を想像することです。どちらにしても明日は平等にやってきます。

どんな明日を迎えたいのか、またどんな1年後を迎えたいのかなど、できるだけ先の未来を考えてみます。そんな未来のためには、今少し休むことが必要かもしれません。1年間ずっと稼働し続けられる人の方が珍しいでしょう。

仕事に行けるようになるためにできること

仕事に行きたくないという感情は、誰しもが経験するものです。ただし、その原因や具体的な状況によってできることは異なりますが、まずは以下の方法で自分自身を振り返ってみてください。

  • 仕事に行きたくないと感じさせている原因を突き止める
  • 休息と仕事のバランスが崩れている場合は改善を図る
  • 他人に期待するのを辞める
  • 「やる気」は存在しないことを知る

ただし、どの対策も一晩で改善するものではないので、気長に取り組むくらいの心持でいましょう。そして何よりも、自分自身の身体と心の声を聞き、自分が一番自分を大切にすることが重要です。

仕事に行きたくないと感じさせている原因を突き止める

仕事に行きたくないと感じる原因を突き止めるために、まず自分自身との対話を深めることが重要です。自分が何を感じているのか、なぜそのように感じているのかを深く考えてみることから始まります。そこは自分だけの世界です。偽りやごまかしは一切必要ありません。

職場の人間関係、仕事の量、仕事の内容、自分のキャリアパスなど、さまざまな要素について思いを巡らせてみましょう。何かしら不安に感じている原因はあり、それがなぜ、仕事に行きたくないという感情につながっているのか一つずつ整理してみます。

また、日記をつけるのも良い方法です。毎日の気持ちや出来事を記録することで、感情のパターンや浮き沈みのトリガーを見つけることができます。すると、特定の人や状況、作業がストレスを引き起こしている可能性に気付けるようになります。

できるのであれば、友人、家族、メンター、カウンセラーなど、あなたの感じていることを理解し、適切なフィードバックを提供できる人と話しましょう。他人の視点は、ふさぎ込んでいる自分では見えない視点を提供してくれることがあります。

休息と仕事のバランスが崩れている場合は改善を図る

仕事と休息のバランスを整えるためには、まず自分の時間を意識的に管理することが重要です。働く時間と休む時間をはっきりと区別し、一日の中で適切に時間を配分することが必要です。具体的には、定時で帰宅し、休日は本当に休むというルールを自分自身に設けることから始めることからです。

さらに、ただ休息するだけでなく、リラクゼーションや自己投資の時間も大切にしましょう。趣味や運動、読書、または新しいスキルを学ぶなど、仕事以外の充実した活動を追求することで、仕事へのエネルギーを貯めます。人間は仕事だけではいっぱいいっぱいになってしまうため、仕事を頑張れる何かを作っておくのがとても大切です。

休息と仕事のバランスが崩れている人の多くは、仕事が忙しくなっている(もしくはそう感じている)ことで、止まることができなくなっている場合が多いです。走れば走るほど、勢いは止まらず走り続けるしかなくなる。けれど、止まることも勇気です。

他人に期待するのを辞める

人間関係で悩んでいる場合は、コントロールできない他人を動かそうとするよりも、意思ひとつで動かせる自分を変えていく方が早くて現実的です。ある日突然、都合の良いように他人が変わるなんてことは起きません。環境が変わるには、何かしらの働きかけが必要なのです。

その働きかけを自分主導にします。人間は、他人の意思で動かされていることにストレスを感じるもので、自分自身を見失いやすい。その結果、漠然とした「仕事に行きたくない」という感情にまで発展します。

他人に期待することを辞め、他人の意思で感情を動かされることすらも辞めてしまいましょう。それから、自分にとっての仕事の価値や意味を、自分の都合で整理していくのです。

「やる気」は存在しないことを知る

よく「やる気が起きない」という言葉を耳にしますが、実は「やる気」なんてものは存在しないことをご存知でしょうか?「やる気」があるから行動するのではなく、行動によって引き起こされるのが「やる気」なのです。

そのため、もしやる気は起きないから仕事に行きたくない場合は、とりあえず簡単な業務でもやってみるのはおすすめです。返しやすいメールを返信するとか、スケジュールを更新するとか、何でも大丈夫です。その小さな一歩が、次の業務へのやる気を生んでくれます。

仕事に行きたくない理由が人間関係や、泣いてしまう吐き気がするなど体調的な理由であれば休むべきです。ただ、モチベーションの問題なのであれば、「やる気」は行動からしか生まれないと割り切って取り掛かってしまうのも手です。

仕事に行きたくない理由がわからないときは

仕事に行きたくないとき、何が理由かわからない人も多いと思います。理由がわからないから、どうすれば解決できるのかもわからない。そんな漠然とした自分を許容できずに、自己嫌悪に陥ってしまうというのが最悪のシナリオです。

けれど、理由がわからないものを無理に考えても出てくるものではありません。そのようなときほど、悩みの深度が深いものです。その分、一朝一夕で解決しようとしない方が良いでしょう。

もし仕事に行きたくない理由がわからないときは、新しい価値観に触れてみてください。家族や友人ではなく、例えば自分のことを全く知らない誰かの情報発信などを何気なく見ると不思議な力が湧くときがあります。

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