すぐわかる「仕事ができる人」の特徴|優秀な人だけが持つ共通点とは?

「仕事ができる人」には、いくつかの共通点があります。

何となく雰囲気が違うことはわかるけど、明確にどこが異なるのか。具体的に説明できる人は意外と多くありません。

仕事ができる人の特徴を見分けることができれば、それを真似することで高いビジネススキルを得られる可能性があるため、本記事でお伝えする内容を自身がスキルアップするきっかけにしてみるとよいでしょう。

すぐわかる「仕事ができる人」の特徴

すぐわかる「仕事ができる人」の特徴は次の5つです。

  • いたずらに悲観しない
  • 自分よりも事象に集中している
  • 自分一人で何とかしようとしない
  • 人の話をよく聞く
  • 感情的にならない

「分析力がある」や「コミュニケーションが高い」といった一般的な内容は含まれません。それらは非常にありふれたものであり、高いスキルセットがあるからこその“能力”だからです。

「能力」と「特徴」は違います。特徴とは、具体的な業務内容などを知らなくても察せられるような、外側からでもわかる傾向のことです。仕事以外でも、プライベートで接しているだけで「この人は仕事ができそうだな」と直感的に感じられることには理由があるのです。

普段からモチベーションが高い、常にポジティブでいることは仕事ができることの条件でしょう。ポジティブシンキングが重要なのではなく、より良くなる可能性に向かって、常に一定のモチベーションを保ち続けていることに意味があります。

仕事では、日々さまざまなトラブルが発生しますがその度に悲観していたら物事は前に進みません。感情に支配されてネガティブな可能性に引っ張られないように、いたずらに悲観することはありません。良いことも悪いことも含めて受け入れ、そのうえで合理的な判断を下せるのです。

仕事ができる人は、自分を理解してもらうことにプライオリティを置いていません。一方で、仕事ができない人は「自分をわかってほしい」という承認欲求やリスクヘッジを優先的に考えてしまう傾向があります。

重要なのは、自分がどうこうではなく業務や目の前の事象がどうなっているかです。例えば、上司が部下の報告から知りたいのは「あなたのこと」ではなく「発生している問題や課題のこと」でしょう。

自分ではなく、プロジェクトや業務のことを関係者に理解してもらうことを何より大切に考え行動できることで、周囲からすると、何でも円滑に進められるスーパーマンのように感じるのです。

仕事ができる人は、自分以外の人間を巻き込むのが上手いです。この場合の巻き込むとは、適切な場所に適切な人を配置することで最適化を図ることです。それには、自分を含めた関係者の適正を見極める能力が求められます。周囲からすると「人と協業するのが上手い」ようにしか見えませんが、裏打ちされるスキルや感を備えているのです、

自分一人で何とかしてしまう高いバイタリティーを持った優秀な人もいますが、「自分でない方がいい」仕事を素直に他人に任せられることも一つの特性です。スキルはあっても、何でも自分で抱え込んでしまうせいでキャパオーバーになる人は少なくないですよね。

仕事ができる人は自分のキャパシティのギリギリのラインを把握しているので、それを基準に周囲と協業しながら物事を進めるのが上手いのです。

成長を阻害する余計なプライドを持たないことも特徴の一つです。仕事ができる人は、一つのやり方に固執しません。何歳になってもスポンジのような吸収力を持ち、まるでカメレオンのように環境や状況に合わせて立ち振る舞いを変えることができます。

その秘訣は、相手の立場や経験、年齢など一切関係なく人の話をよく聞くことです。自分を成長させてくれるのは、目上の人ばかりではありません。業界や業種によっては、自分よりも若い人の方が優れていることだって珍しくないでしょう。

また、人の話というのは発する言葉だけではなく、話し方や感情などにも情報は含まれています。そうした所作からもプラスアルファの情報を汲み取ることに長けているので、同じコミュニケーションであっても普通の人とは差が付きやすいです。

感情で仕事の質が変わるのは、仕事ができない人の特徴です。仕事ができる人はその逆で、仕事に個人的な感情を持ち込みません。理由は単純で、仕事に個人の感情は無関係だからです。

そのように言うと、「人なんだから感情が入ることもある」という声が聞こえてきそうですが、厳しいかもしれませんがそれは自己防衛であり甘えです。本人にとっては、その理由が介入するのは望ましいことでしょうが、仕事で関わるには好材料にはなりません。

例えば、お笑い芸人が「悲しいことがあったから、今日は舞台でネタができない」と言ったらどうでしょうか。同情はしますが、それとこれとは別だと客観的に見れば思うはずです。

仕事ができる人は、その論理を理解しているので仕事において感情的になることはほとんどありません。負の感情は周囲にも伝染します。そのこともわかったうえで、非合理的な振る舞いをしないのです。

仕事ができる人が大事にしている姿勢

以上が、仕事ができる人の主な特徴でした。

ではそのような人たちが、仕事において何を意識して大事にしているのか。特徴を模倣することは難しいですが、取り組み方や姿勢ならば真似しやすいため次の4つを参考にしてみてください。

  • なるべく早く意思決定する
  • 「すぐ終わるタスク」を後回しにしない
  • 絶対に期日を守る
  • 最悪の状況を常に考える

どれも、やろうと思えば絶対にできることばかりです。言い換えれば、仕事ができる人は当たり前のことを当たり前にやるということ。それが普通の人にとっては難しいがために、シンプルな部分で差が付くのです。

ビジネスにおいては、何事も遅いよりは早い方が良く、意思決定が遅れることは商機を逃すことに繋がります。また不測の事態が起きたとき、判断が遅れるほどリカバリーは難しくなっていくでしょう。

仕事ができる人は、なるべく早く意思決定することを重要と考えており、そのジャッジのために余計なプロセスは踏みません。例えば前述した個人的な感情もその一つです。正しい意思決定に必要な情報を過不足なく収集し、今考えるべきことだけに集中できるのです。

「あの人って仕事が早いよね」と評判の人は、手元の作業だけではなく意思決定も早いのです。

すぐ終わるタスクとは、着手すれば数分から数十分程度で完了できる仕事のことです。それだけ聞くと、誰だって後回しにしないだろうと思うかもしれませんが、実は多くの人がそれを後回しにしてしまうのです。

その理由は、タスクの重要度と優先度の関係にあります。どちらも高ければ、どんな人でもすぐに着手するでしょう。では、重要度は高いが優先度は低いタスクだとどうでしょうか。「今はやらなくていい」と後回しする人が途端に増えるかと思います。

しかし、時間の経過とともにタスクの優先度は高まっていくので、気付けば後手に回っていることも珍しくありません。「優先度は低いけど、すぐ終わるなら後回しにはしない」ことで、パズルのすき間を埋めるように時間を使いやすくなります。

仕事ができる人は、納期や期日に厳格です。どんな状況でも約束を破らない人は、能力や技術以上の信頼を得やすくなります。ここで勘違いしやすいのが、期日を守ることだけを徹底するわけではないことです。「とりあえず間に合わせる」ようなやっつけの仕事はしません。

「期日を守る」とは、求められている要件を満たすことも含まれます。つまり、単に間に合わせるだけではなく、勝手にルールや基準を変えたりすることなく相手が求めるものを収めるのです。

仕事ができる人は立てられる仮説の数が多いのですが、それができる理由は「常に最悪の状況を考えている」からです。最良になれば素晴らしいですが、なかなか思った通りいかないのがビジネスというもの。そのため、最良ではなかったとしても、ひとまず最悪の事態は避けるようにリスクヘッジすることが求められます。

さまざまな状況を想定して、各プランを予めたて、想定外の出来事をなるべく作らないように考えを巡らせます。ポジティブと楽観的は違うため、ポジティブに望めるだけの準備をするからこそどんな状況にも立ち向かえるのです。

どんなことにも『よかった』は存在する

仕事ができる人は成長マインドを持っています。良い・悪いの二元論ではなく、どちらも経験と捉えて日々を邁進するからこそ人と差が付くのです。良いことから学ぶのは誰でもできます。一方で、悪いことからも学べる人は多くありません。

どんな悪い出来事にも『よかった』は存在します。大切なのはそれに気付けるかどうかです。悩んだことで、逆に『よかったこと』は何でしょうか。

  • 仕事への価値観や人生について考えることができた
  • もっと成長しなきゃとモチベーションが高まった
  • 乗り越えたことで耐性ができた
  • 糧としたことで前よりも精神的に強くなった

考え方次第で色んな『よかったこと』が出てきます。どんなことにも相反する事実があることを忘れないでください。もし『よかったこと』に気付けそうになければ、気付けるようになるための考え方を醸成してきましょう。もし自分一人では考え方を醸成できない人は『陽転思考』を学んでみてください。

陽転思考とは、ネガティブな事実からも「よかった」を探す思考法です。ネガティブな感情を許可し、それらを受け入れてから切り替えるという方法であり、マイナスのことを否定しません。良いとか悪いという二元論ではなく、「すべての事実はひとつですよ。見方を変えて見ましょう」という考え方であり、ビジネスにおいても重要な考え方になります。

『日刊ワダビジョン』は、陽転思考に繋がる仕事やコミュニケーションにおける本質を知れるメルマガになっていますので、この小さな一歩から皆さんの人生が前向きになることを願っています。

和田裕美の最新情報や、営業ノウハウや、好かれる話し方などの学びが無料で届きます!

メルマガにご登録いただくと
・『人生を好転させる「新・陽転思考」』の第一章
・『成約率98%の秘訣』特別ポケットブック(非売品)

のPDFをプレゼントします。
メルマガも読んでみて、ちょっと違うと思ったらすぐに解除できますので、興味のある方はぜひご登録ください。