泣けて泣けて泣けて。

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カテゴリー:今日のできごと
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先週、スタッフ上坂が片付けをしていたら
なぜか、どこかに埋もれていた
箱が出てきました。

「和田さん、これ」とスタッフが差し出すものを
 開けると
 
 三島大社の
 分厚くて大きな絵馬。

「ああ、いつもお便りをくださるFさんという方だよ
 毎年、新年になると
 その大きな絵馬も送ってくださるの。
 たぶん、年配の方なんだけど、
 そうか・・・・
 そういえば、今年の絵馬もいただいてたんだ。
 悪いなあ、気付かなくて。
 1月にもらっていたのに
 お礼状が遅くなってしまった。」

 それで私は大急ぎで
 その日中に
 お礼状を書いて、
 お菓子と一緒に
 お送りしたんです。

 そして、今日。

 上坂が、お送りしたはずの
 包みを持って悲しそうな
 顔をしていいました。

「和田さん、あのFさん、
 お亡くなりになったそうなんです。
 ご家族も引っ越しされているようで
 ヤマト便の方が
 調べて、それで、もどってきたんです」

ええっ・・・・・。

 Fさんは、いつも
 何気ない日常とか、政治のこととか
 いろいろな話題付きでお葉書をくださる方でした。
 たぶん、いままでで200枚くらいになります。
 私も何度もお返事を書きました。

 Fさんは
 私の本はすべて
 読んでくださっていて
 新刊が出るたびに
 感想を書いてきてくださいました。

 それから、
 Fさんは、
 ときどき
 松下幸之助全集とか
 いろいろな小説とか
 とにかく
 学びの多いものを
 送ってくださいました。

 そして
 わくわく伝染ツアーにも
 何度か参加くださいました。

 でも、私はFさんとお会いしたことがありません。

 サイン会とかも参加されず
 こっそりきて、こっそり帰ってしまうのです。
 

 その後のわくわくで
 (数年前)必ず挨拶しようと思って
 Fさんのお席の場所を確認していたのに
 その席は空席のままでいらっしゃってませんでした。
 だから、そのときも
 お会いできませんでした。

 その頃、お体を悪くされたそうです。

 けれどそれ以降もずっと
 お葉書とか絵馬を送ってくださっていました。

 Fさんは
 自分がなにもので
 どんな仕事をしていて
 どんな生活をしているかなど
 いっさい書かない人でした。

 だから私はFさんの
 好きな本とか、好きな映画とか
 Fさんの感じた日常のことしか知らないのです。

 
 
 
 今年の1月にいただいた
 その最後のハガキには

「今年で和田さんとかかわって
 10年です。
 わくわく伝染ツアーも
 続けてくださいね
 ずっと応援します。」と書かれてありました。

 最後の
 お返事しないまま
 お礼ができないまま
 Fさんは逝ってしまわれました。

 どこにお礼をいっていいか
 わからないまま
 私は途方に暮れています。

 お返事が遅くなって
 どうか、お許しください。

 お会いしたこともないのに
 泣けて泣けて泣けて
 しかたありません。

 10年間も
 かげで、足長おじさんのように
 支えてくださって
 ありがとうございました

 ありがとうございました。

 このお返事が
 天国に届きますように。

 和田裕美