「なぜ、和田さんはお母様を助けてくれなかった神社を変わらず好きなの?」という質問を受けて。

こんな質問をもらいました。
長いけど大事なのでここに記します。
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この質問は緊急ではありません。
ずっと、ずっと、和田さんにお聞きしたいと思いつつ、聞いてはいけないのではないか。
申し訳ない。と思って、ずっと、聞くことができませんでした。
前を向いている和田さんの今のお気持ちの方向と、真逆な質問になってしまうと思うので。

5か月前、最愛のペットを亡くしました。
病院もセカンドオピニオンも含め、毎日、午前、午後と通院しました。
他にも、たくさんの動物病院に電話したのですが、
亡くなったのが日曜日で休診のところも多く、
予約したのが午後の4時だったのですが、ドクターも昼休みだから、
申し訳ないと遠慮してしまったのも、今では後悔しています。
苦しむペットのそばにいて、何もできませんでした。
食欲がなくなってから、1週間で亡くなったのですが通院、投薬、強制給餌の他、
いてもたってもいられず、朝、昼、晩、毎日1万円を神社にお願いしに行きました。

災難を寄せ付けないお札も買って、部屋にはりました。
農家さんからとれたてのお野菜をわけてもらったり、
毎日がいてもたってもいられず、ひたすら神様にお願いしました。

病気の原因は、はっきりしなかったのですが、
亡くなったあと、ヨガマットがかじられていたのを発見しました。
1年前、散歩中にリードが離れてしまい、私が踏んで、
骨盤が少しずれてしまった事も関係しているかもしれないし、
強くマッサージをして内臓を痛めてしまったのかもしれないし、
結局、食べることができなくなり、強制給餌を数日し、
口のまわりは、赤く腫れ、痛く、苦しい思いをさせて、
結局、救う事ができませんでした。

亡くなった後、抱っこして、神社に行きました。
「どうかこの子を大切にしてください。
大事にかわいがってください。私の代わりに守ってください。」と、
毎日、歩いた参道を、動かなくなったペットを抱いて、歩くのは不思議な気持ちでした。
でも、それ以来、神社に行けなくなりました。

神社の前を通るたびに
「助けてくれなかったくせに!」
「何も悪い事をしてないペットを苦しめたくせに!」と
神社の方を見る事も避けるようになりました。

そして、「なぜ、和田さんはお母様を助けてくれなかった神社を今でも変わらず好きなの?」お聞きしたくなりました。

和田さんの本はすべて読んでいますし「陽転思考」CDを始め、
前髪ストラップ他、とにかく、泥バケツの中から、
一粒のキラキラを見つける事がすっかりできる自分に長い年月をかけてなっていると自負していたのに
、今回のペットの出来事に、私の陽転思考は、ガラガラと音を立てて崩れ落ちました。

3.11の被災者の方も、こんな気持ちだったのだろうか?と初めて、自分事として感じました。
ドリカムの「何度でも何度でも」の時に被災者を思った気持ちとは全く違って、
普段は感じない憎しみのような感情がでてきました。

「私が何をした?倒れている自転車は誰が見ていなくても直し、
共同トイレのスリッパも揃え、トイレットペーパーも3角折りして(←トイレばっかりですみません)」

和田さんファンの一人として、
和田さんが嫌だと思う行動は決してしてこなかったのに
、なんで、こんな小さな体を苦しめる?この子が一体何をした?
と神様を責めることをいってしまう自分をどうして良いのか
、神様の意図があるとしたら、それは、どんなメッセージなのか?

お母様を亡くされて、年月を経て、
和田さんはどんな事を思ったのだろう?と、なんでもよいので、
死や病気と神様についてのお考えを、お聞かせ願えればと思います。
もう、既に、他の方の質問メールで、お答えになっていらっしゃったら申し訳ありません。
でも、お子さんやご家族を亡くされて、無力感や罪悪感に苦しんでいらっしゃる方もいると思いますので
、どんなカウンセラーより、どんな心理学者より、
この51年間の人生で私を救ってくれたのは、間違いなく和田裕美さんです。
ただ、ワダカフェの楽しい雰囲気とはテイストが違うので、
その場合はCDを出してください(笑)絶望の淵にいる人に向けて。
長文になってすみません。和田さんの直筆のハガキが今の心の支えです。(S)

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Sさんへ。

私にとって
母親の死は壮絶な体験で
あんなに悲しいことは
今後二度とないだろうと思うような
出来事でした。
(医療ミスだったので)

だから、Sさんと同じように
「神様なんかいない」と思ったし
けっこう、いろいろと責めていました。

なにかあると
思い出すでしょう?
あちこちに、その子の思い出があって
それは家の中もそうだし
一緒に歩いた道でもそうで
どこにいても
涙が出てとまらないでしょう?

わたし、そんなことが
1年は続きました。

大事な人やペットを失った人は
そうなる人が多いと思います。

だから、そうやって
神様を責めてもいいんです。
納得いかないことなんだから
それでいいのだと思います。

そんな自分を
許した上で、聞いてください。

私たちは
心を磨くために生まれてきたと
私は思っています。
もし、神様がいらっしゃるなら
それが神様の求めることです。

人にとって「喪失」は
とても辛く、悲しいものです。
失恋も離婚も
一種の喪失です。

失うと、寂しい。
自分が欠けちゃった気分になるのです。

でも、誰かいなくなっても
自分は自分で
けして欠けたりしていなくて
悲しさを感じる心があるというだけです。

わかりますか?
悲しくて当たり前だけど
あなたは生きていくし
生きていけるってことです。

もし、神様が
その子を奪ったのなら
神様があなたに与えたものは
なんでしょうか?

考えてみて。

「与える」=「奪う」

ということだったとしたら?

だからそのときに
「なんで、なんで、
 こうなるの?」という問いを
立てるのではなく

「私は何を学んだのか?」という
問いをたてて欲しいんです。

私は母が死んだとき
「ああ、旅行に行きたかっただろうな」とか
「もっとやりたいことあっただろうに」とか
母のことを思って
悔やんだんです。

でも、この
「悔しさ」は生きている人の気持

ここにいる人
誰も死んだことないから
本当に死んだ人に未練があるとかないとか
わからないんです。

霊媒師さんならわかるかもしれないけど(笑)

いろいろと考えた結果
悲しみは乗り越えるものではなく
受け入れてしまうものだとわかりました。
自分なりに。

だから
ほんとうに
母が悔しがることは
私が、母の死のせいで
おかしくなってしまうことだと
私は思ったんです。
私は、母の死を無駄にしない生き方をしようと決めたんです。

私はだからこそ
母が死んでから後のほうが
神社に行っているんです。

神様がくださったのは
「心の強さ」だと思ったから。

どうせ悲しい
どうせ辛い
もうどうにもならないほどさみしい。

けれど
生きていくのなら
「心が磨かれた」と、
そう思ったほうが楽でいいんです。
こじつけでも無理やりでも
そう思って折り合いつけてください。

それが陽転思考です。

心の痛みは
やがて消えます
そして、
強さに変わります。
悲しみを深く知っている人ほど
歓びを感じやすくなるんです。
人の気持がわかるようになるんです。

まだまだ悲しみは癒えないかもしれませんが
自分の気持に向き合って
質問をくださったSさんなら
もうだいじょうぶです。

Sさんは
心を開いて質問をできるんですから
もう、ほんとうにすごいんですよ。

ではね

わだひろみ

追伸:
死んだペットは「レインボーブリッジ」という
ところにいくという話をしっていますか?
いつか会えるよ!

Rainbow-Bridge-heaven

【『虹の橋』は、作者不詳の散文詩の主題として取り上げられているので有名である。作品は、1980年から1992年のあいだに造られたと考えられるが、正確な詩作の時期はなお不明である。この詩あるいは文章は、ペットを失った動物愛好家のあいだで広く知られるようになり、最初はアメリカで流布していたが、世界中に広がり、日本でもこの詩の原文や翻訳、またそのヴァリエーションが広がっている。
詩は、亡くなったペットの魂が、虹の橋のたもとにある一面に緑の草原が広がる楽園に行き、そこで元の飼い主を待っていると、うたっている。そして彼らの飼い主がまた世を去った日、この場所でペットと人々は再会し、虹の橋を共にわたって、天国へと入って行くと信じられている。】(wikiより)

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「なぜ、和田さんはお母様を助けてくれなかった神社を変わらず好きなの?」という質問を受けて。へのコメント

  1. とまと さんより 2015年7月20日 9:11 PM

    Sさんへ。
    いてもたってもいられずコメントさせていただきます。
    私は和田さんが初めての本を出された時からの憧れの方です。

    昨年、父を亡くしました。
    あまりにも早く、数ヶ月で前触れも無しに逝ってしまいました。
    数ヶ月は、ぽっかりと穴が開いた様でこうしたかった などの後悔で随分苦しくて 陽転思考 もしばらくは出来ずにいました。
    今も病院の近くを通ると涙が出ます。しばらくは、神社からも遠のきました。

    『時間が解決してくれるよ』といわれても納得出来ず、、、
    優しい言葉をもらっても全く入らずでした。

    でも、ある日気付いたのです。
    このまま の自分で居ても良い事あるかな?

    亡くなった事実には 良かったなんて陽転は出来ないですが、

    目に見えない心の強さや、優しさ、
    あの日以来、心に大きな柱が出来た様な感じです。

    Sさんも今、辛くても
    ずっとずっと続く事はないと思います。悲しい事実からもきっと何か目に見えない物を手に入れられると思います。
    時間が解決してくれると言うのは本当でした。

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