「道徳」が日本一の学校の授業とは?

どうも 和田です。

先日、10月31日に
千葉の八千代市にいってきました。

「第36回千葉県道徳教育研究大会」で記念講演を
させていただくためです。

会場になった村上小学校では
30年以上も前から
毎年連続して道徳教育の公開授業を実践している
伝統学校で、
この日も日本中から
道徳教育を学びたい先生が
集まっていました。

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小中学校の「道徳」は
今後、教科に格上げされます。

戦前の「修身」のように
特定の価値観を押しつけにならないか?という
懸念を抱く人も
少ないないのかもしれないけれど

この日、私が実際に見学した授業も
この日、私がお会いした先生も
けして、そんな懸念を
感じさせるものなどなく

「それぞれが
 それぞれの意見と持っている」

「それぞれが
 それぞれの理由を持っている」

ということを
生徒に理解させるための
授業であり、ほんとうに
すばらしいものでした。

ある先生が
おっしゃっていました。

「同じ行為でも
 考え方、動機の違いがある
 そこを見つめさせます。
 こういう考え方の人もいるんだなと
 人の考え方を受け入れていくのです
 だから、人と
 どうやってかかわっていけばいいのか
 わかってくるんです」

と。

このことが
大人になってから
どれくらい大事なことかは
大人になって社会に出た人なら
痛いほどわかると思います。

この日は
小学校二年生から
中学校三年生の授業を
他の先生がたと一緒に見学しました

どれも
すばらしかったのですが、

そのなかで
「せいいっぱい生きる」とうことを主題にした
小学校三年生の授業は
とくに印象的でした。

「命を大事するってどういうこと?」

先生が最初になげかけた問いに
グループでデイスカッションした
生徒が最初に出した答えは

「病気にならない」
「事故に合わないようにする」などでした。

しかし先生が
その後、ある詩を見せて
それを全員で音読させてから
こう説明されました。

「これ、誰が書いたかっていうと
 小学校4年生の女の子が書いたのよ
 みんな「ガン」ってわかる?」

生徒みんなが熱心に先生の話を聞いて
うなづきます。

「この子はガンだったの。
 みんな、院内学校って知っていますか?
 病気になって学校に行けない
 子供たちの学校。病院のなかにある学校に
 いたの」

「病気になったら
 精一杯生きてないのかな?」

また先生から生徒に
問いかけがあり
今度は生徒たちは
さっきとまるで違う
答えを出しました。

そこには明らかに
先ほど違う生徒の
成長がありました。

命を大事するって
どういうことなのかを
みんなで学んでいったのです。

そのあと
再度
みんなでもういちど
心をこめて
その詩を音読。

それは最初に
詩をよんだときの声とは
あきらかに違うものでした。

先生が今回
題材にした教材は
「電池が切れるまで」という本

そして、これが
その詩。

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女の子はこの詩をかいた後
この世を去ったそうです。

今回
どうして私が講演したのかとか
道徳教育と陽転思考についての話は
ながくなるのでまた次回。

ではね。

わだ
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「道徳」が日本一の学校の授業とは?へのコメント

  1. かわまさ さんより 2014年11月5日 10:32 PM

    素晴らしいカリキュラムですね。道徳も普遍的なものでなく、時代や環境あるいは所属する集団に依存する点はあるとして、自分の価値観を形成するのにとても役立つと考えます。個が確立すれば、自分と異なる他者も受け入れられるキャパシティーが広がり、他者理解も進みます。グローバル時代を生きる若い世代には英語だけでなく、道徳もきちんと学んで欲しいです。

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